生活準備編

生活を始めるにはどうすればいいの?
SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)が無いと銀行口座が開けないってほんと?
ビザのことが良く分からないのだけど
SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)はどこで取るの?
自家用車は必要なの?
旅行者としてレンタカーを借りる
運転免許の取得と日本の免許の更新 (完全練習問題付き)
運転免許はどうやって取るの?
車を買うにはどうすればいいの?(改訂版11/16/00)
車の保険は簡単に入れるの?
車の名義変更(車検)はどうするの?
住むところを探したいけど、どうやって探すの?
日本からの引っ越し荷物って、どうすればいいの?
電化製品て持ってこれるの?
日本のテレビは見られないの?

生活開始編

気温が覚えられないけど、良い方法は?
クレジットヒストリーってすぐには貯められないの?
交通違反したらどうなるの?(改訂版4/6/02)
ここに日本人はどれくらいいるの?
を日本まで持って帰れるの?
英語版のパソコンでは日本語は扱えないの?もしやるとしたらかなりの手間とお金がかかるの? 借り物だから必要なくなったら元に戻したいのだけど・・・・。
こちらで日本語の使えるパソコンを買うことはできないの?
日本からパソコンを持ってきたんだけど、ちゃんと使えるかな?
インターネットで買い物をするときは、アメリカのクレジットカードじゃないとダメなの?
携帯電話って日本と違うの?(改訂版11/16/00)
在留届って出した方が良いの?
セントルイスの清和園にはこんな話があります
セントルイスとアメリカの歴史
            

                       


   

・SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)はどこで取るの?

こちらでお金を稼ぐ人なら必ずSSNを取得しなくてはいけません。また、日本からお金を貰っている場合でも長期に滞在する人は取得の必要がある場合があります。セントルイスのオフィスは数カ所に別れています。近いところに行って取ってください。

Clayton Office ワシントン大学の近く
Central West End Office ワシントン大学の近く
Down Town Office サビスセンターの北
North County Office はるか北の外れ(270の外)
Northeast Office 北の外れの手前(270の中)
Northwest Office オリーブ通りの近く
Southside Office ボタニカルガーデンの北でチッペワ沿い
St. Peters Office セントピータース
Sunset Hills Office リンドバーグで44の南

 

 

   

・SSNが無いと銀行口座が開けないってほんと?

ウソです。住所や会社などのIDがはっきりしていれば口座は開けます。当座預金は住所がはっきりしていればすぐに作ることができます。SSNが無いと利子の付かない当座預金なら開けるが、普通預金は開けないと言う人がいますが、これも間違いです。私の友人にはボランティアで無収入なのにちゃんと作った人がいます。

これは、利息をどの様に扱うかが問題なのであって、SSNが基本的な必要事項ではないのです。通常、利息にかかる税金を確定申告で処理する場合にW−9と言うフォームを使いますが、これではなくW−8と言うフォームを使って利息は本国(日本)で所得として計上することにすれば米国の課税とは無関係となり、こちらで所得のない学生のような人でも普通預金を作ることができます。この場合、W−8による手続きは普通預金口座を開くときに行います。こちらでは銀行の利子をIRSに報告する関係から(申告した住所に住んでいる)住民であるID(レジデントID)はかなりしつこく確認されます。

因みに銀行員でも知らない人がいるので英語に堪能な場合は除いて、知っている人に当たるまで探すしかないかも知れません。

 

   

・クレジットヒストリーってすぐには貯められないの?

上記の手続きをして普通預金口座で作ったクレジットカードの場合は、当座預金と一緒に作ったクレジットカードと異なり、使った分はすぐにクレジットヒストリーとして積み上がっていきます。そうでない場合、例えば当座預金のカードに付いているクレジットカードは、クレジットヒストリーの積み上がるスピードが非常にのろいので(ゼロではないのです)、1年近くいろいろ使ってからでないと通常のクレジットカードを手にすることさえできなかったりします。 しかし、最近ではJALやANAは渡米後直ぐにクレジットカードを作ってくれるので、これを利用している人も多いようです。

こちらに住んでしばらくすると、あれだけ頼んでも絶対にカードを作ってくれた会社からふと申込書が舞い込んできたり、「$80であなたのクレジットヒストリーを操作してあげるから、ウチでカードを作って」と言う申込書が舞い込んできます。これも住んでいる期間と少ないながらも貯まっているヒストリーのおかげなのです。因みに私は$80払ってカードを作りました。それ以降は順調にヒストリーが貯まっているようで、最初はひと月に$500しか使えなかったカードも徐々に上限が上がって、今では数千ドル使えるようになっています。

その様な方法に比べるとW−8で普通預金口座を作ってからクレジットカードを作る(この場合はすぐに作れます)のは遥かに有効な方法ですが、利子の所得の申告を日本でしなければいけないと言う問題が残ります。しかし、利子で何百万も稼ぐ人はいないので、日本での所得が少ない人は課税対象外になることがほとんどのようです。

 

   

・生活を始めるにはどうすればいいの?

こちらに来て生活を始めるまでの手順をざっとご紹介します。もちろん、この順番以外でも何とでもなりますが、典型的な例として理解してください。各項目についてはこのページの他の項として紹介していますので、そちらをご覧下さい。

 

1. 日本から滞在準備期間中に使用するホテルを予約する。(1週間程度)
2. こちらに着いたらレンタカーを借りて、足を確保する。(日本から予約しても良いし、予約無しで空港で直接借りても全然問題はない)
3. アパートを探す
4. アパートの契約をする。(普通家賃一月分前払い。プラス手数料$300程度必要)
5. 近くの銀行に行って当座の口座を開設する。この時住所、つまりアパートの契約書が必要。このあと、アパートに行って銀行口座の番号を登録する。
6. 家具を準備する(家具付きの部屋を借りるか、家具を借りるか、買う)
7. 日本からの引っ越しの手配をする
ここまでは旅行者でも可能。希望のアパートにすぐに入れるかどうかは分からないので、できれば事前に一回来て、ここまでやっておく方が良い。
8. 本番で渡米したら、ビザを持ってソーシャルセキュリティーオフィスに行き、社会保険番号(ソーシャルセキュリティナンバー:SSN)を取得する。
9. アパートに入居する。引っ越し荷物の受け入れ、電話、電気、ガス、ケーブルテレビの契約など。
10. 運転免許を取る
11. 銀行や勤め先などに運転免許の番号を登録する。(必要に応じて)
12. 車を探す
13. 車を買う。この時、住所が必要。一ヶ月の仮ナンバーが付いてくる。
14. 車の保険に加入する。この時、車の固有番号(VIN)と住所が必要。保険への加入が終了するまではレンタカーを使用するのが望ましい。
15. 車のナンバーを取る。この時、Tax Waiver(ガバメントセンターで貰う)が必要。
おめでとうございます。これであなたも立派なセントルイジアンです。

 

     

・自家用車は必要なの?

日本では都市部に住んでいる場合、自家用車は贅沢品でしかありませんよね。だから、セントルイスに引っ越す場合でも、できれば自家用車を持たずに済ませたい。ほんの1年や2年のために車を買うのはもったいない、そう考えても不思議ではありません。だって、かかるお金はかなり高額になりますから。

でも、その考えはセントルイスに住む場合は改めなくてはいけません。「セントルイスでは車は必要でしょうか?」と言う質問をなさる方も多いのですが、車を使わないとセントルイスの空港から出ることすらままなりません。これは一般的にニューヨークやワシントンDC(地下鉄が発達している)、ポートランド(バスが発達している)などごく一部の都市を除いてアメリカ全体がそうです。まぁ、タクシーで済ますという方法はあるのですが・・・。

こちらでは車が無いと食料品を買うことすらままなりません。歩いていけるところなんてせいぜい数キロ。こちらの生活圏は日本の10倍以上です。何キロも走らないとスーパーすらないのが普通です。その分スーパーは大きくて、いろんなものを大量に売っています。車に乗らずにスーパーで買い物をする人など、たぶん1%もいないでしょう。運良くスーパーの近くにアパートを見つけたとしても、服は?電化製品は?日用雑貨品は?全てそこから遠く離れた場所にあります。全部が一カ所に揃っている大型ショッピングモールもありますが、それさえ敷地が広すぎて、その中をみんな車で移動しているくらいです。

こちらはレンタカーの値段は日本ほど下がりません。中古車でも高い代わりに、売るときもそれなりの値段で売れます。ざっと言って1年で$2000下がると思ってください。それは生活に必要な投資の一部であるべきです。

 

   

旅行者としてレンタカーを借りる

こちらではレンタカーを借りるのはごく普通のことで、値段も日本より安くなっています。アメリカでの移動パターンの基本は、自分の来るまで空港に行って駐車場に置いてから飛行機で移動し、空港でレンタカーを借りて目的地へ移動する、です。だから、休暇などにもみんな気軽に利用しています。

Hertzなら日本語で予約が可能Budget同じく日本語で予約可能、その他Avisは日本のレンタカー会社が提携していて、日本から予約することも可能です。が、6月から8月夏休み以外なら予約も絶対必要ではありません。こちらの空港の近くには多くのレンタカー会社が膨大な車(数百台以上)を揃えてお客を待っています。手続きを空港内のレンタカー会社のカウンターで済ませたら、すぐに借りることができます。ごく一般的な2000ccクラスの場合で1日$50くらい。保険にフルカバーを付けて1日$20増しと言うところでしょうか。カローラクラスなら$35位(保険は同じ)になります。レンタカーを借りる場合は日本の国際免許はあまり役に立たないけど、あった方が良いです。絶対必要なのは日本の運転免許です。こちらの大手のレンタカー屋さんは各国の運転免許の読み方を書いたマニュアルを持っていて、日本の「平成16年」とかも換算表を使って読んでしまいます。国際運転免許は日本の運転免許の英語訳としての機能しか果たさないと考えた方が無難です。

因みに、レンタカーは長く借りれば借りるほどレートが下がっていきます。一週間借りると2000ccクラスでも保険抜きで$300位になります。また、住所が確定したレジデントエイリアン(外国籍居住者)ならば各レンタカー会社のメンバーシップを取ることも可能で、これには普通年会費はありません。メンバーシップを持っているとかなり安く借りられますし、いろいろ便利なサービスを受けられます。

 

 

   

   ・運転免許の取得と日本の免許の更新?

あればそれに越したことはありませんが、無くても取得は可能です。日本のパスポートの発行もそうですが、信用度の高い公的機関の発行した(SSN、パスポート、課税者特定番号(TIN)などの)身分証明の場合は1種類、民間の機関の発行した(保険の証明や社員証など)の場合は2種類が必要です。因みにミズーリ州の場合は身分証明は英語で記載されたもののみ認めることになっていますので、日本の運転免許は何の役にも立ちません。持っていっても無駄です。運転しない人でもドライバーズライセンスのような写真付きのフォトIDは生活上絶対に必要ですから、ドライバーズライセンスオフィスでは(車を運転する)ドライバーでなくてもNon Driver’s Licenseを発行してくれるので、これを取得しておきましょう。本人を証明するフォトIDとしてはDriver's Licenseと同じ働きをします。但し、ミズーリ州以外の場合は分かりません。

   運転免許取得方法はこちら

なお、こちらに居ると更新日に日本に居ることができないので日本の運転免許は失効してしまうのか?と心配していらっしゃる方、ご心配には及びません。失効しても帰国後にパスポートを持って警察署に行き、「ホラ、ここからここまでの間はほとんどアメリカにいたでしょ?」と説明すれば免許証の更新手続きをしてくれます。しかし、それは帰国後6ヶ月以内に手続きをする必要があります。6ヶ月以内ならゴールド免許の人はゴールのまま更新できます。失効後6ヶ月を超しても海外在住などのやむを得ない理由がある場合は3年以内なら更新してくれますが、この場合は出入国の記録をパスポートから読み取ることを求められる場合があります。そして更新はできても青免許(3年)となり、それが誕生日のひと月前以前であれば実質的には2年何ヶ月の有効期間となります。なお、海外在住の場合に免許の更新に必要なのは免許証とパスポートとお金で、渡米時に住民票を抜いてあったとしても免許の住所は変わりません。失効から3年を経過した場合は免許は取り直しになりますが、実技は免除されます。

   

・車を買うにはどうすればいいの?

1.日本との違い(新車)

こちらでは、ディーラーがすでにオプションを適当に選んでメーカーに作らせた車を並べておいて、その中から選ぶのが普通です。日本のように、自分でオプションを選んで作ってもらうことも可能ですが、1月以上の時間と価格交渉の不利は覚悟する必要があります。ちなみに夏過ぎから秋にかけて翌年モデルが発売されます。旧年式の新車は当然安くなります。

車のセールスマンはディーラーから給料をもらっているのではなく、手数料で稼いでいます。言ってみれば独りでディーラーの中に店を構えているようなもの。どこまで値引きするかは人によってかなり違います。

また、一つの地域に複数のディーラーがあるので、一台の車を買う場合でもあちこちのディーラーと交渉をするのは普通のことです。結構、言うことはあちこちで違いますので、手間をかけることをお薦めします。

2.車を選ぶ

どの車に乗るかは結構悩むところです。乗り慣れた日本車の方が良いような気もするし、せっかくだからアメ車に乗りたい気もするでしょう。どんな車にするか、まず、インターネットで調べてみましょう。

色々好みはあると思いますが、私がお勧めするのはすでにユーザーとなった人の感想を載せてあるページです。当然英語なので慣れない方には少ししんどいですが、一番正直な評価が得られることは間違い無いでしょう。

こちらに数年以上滞在する人は別として、大抵の人は何年か後に車を手放して日本に帰ることになるでしょう。その時にはなるべく高く売りたいですよね。だから、最初に車の数年後の価格も調べておくことをお薦めします。中古車の場合はケリーブルーブックと言われる中古車価格一覧で調べるのが便利です。但し、これは何年型の車は何年にどれくらいの担保価値があるかを調べるものなので市場の中古車価格とは少しだけ意味が違います。しかし、一番いい目安になります。ヤフーのページで調べるのも一つの手でしょう。こちらはオプションなどの細かい設定が可能で中古車を売る価格と買う価格が載っています。

Yahoo! Used Car Guide セントルイス版はこちら

Usedcar.comは場所の他、いろいろな検索が可能。品揃えも多いです。私はここで車を売りました。

中古車を買う標準的な手順としては、以下の手順になるのではないかと思います。

1. まず自分で買う車のだいたいの価格帯を決める。
2. 次に上記のサイトで欲しいと思う車をいくつか見つける。
3. ケリーブルーブックやで目的の車が標準より高いか安いかを判断する。この時、True Market Value Pricingでこの車を売ったとしたらいくらになるのか(当然買うよりは安くなります)を調べるのが良い判断基準になるでしょう。
4. これを繰り返す。

大胆に言ってしまうと、こちらの中古車は1万ドル前後の価格のものが最も多く、これが人気価格帯になっています。最も人気のある新車価格で1万6千ドルくらいの車を3年乗るとこれくらいの価格の中古車になるのがその理由なのでしょう。この価格帯ならトラブルの心配も少なく、安心して乗ることができます。あとは7千ドルくらいでは6年から7年落ちとなり、この辺りがトラブルフリーの下限と思います。これより下では何かマイナーな問題(ビビり音、窓の水漏れ等)があるかも知れません。5千ドルを切ると9年くらい経っていますので、ちゃんとトラブルをしっかりと確認して買わないとあとが面倒になります。

日本と違って、小さな傷などは価格に反映されないのが一般的ですから、最後は自分で車を見て決めないとあとで後悔する事になります。日本と同じでワンオーナーの車は少し値段が高めです。オイル交換から部品交換までの記録を全て残してあるメインテナンスレコードが付いている場合も少し高めになります。こちらでは日本ほど急に中古車の価格が落ちないので(超おおざっぱに言って年間$1000くらい下がる)、古い年式の車でもそこそこの価格ですが、その分、売るときも値落ちが少なくなります。但し、7年以上経った車はドアのゴムパッキンなどが痛んでいる場合もあるので良く確認しましょう。

また、ローンシュミレーターで何年か後の残価を調べるのも一つの手です。%表示ができるものも多いので、比べてみましょう。一般的にすごく大まかに言うと、新車で購入の場合、3年後の価格は日本車はアメ車に比べて売却価格が2割くらい高くなります。中古車で見ると、同じ年式でも日本車の方が購入価格も高い代わりに売却価格も高くなります。1年当たりでは少し日本車の方が安く乗れる計算になります。

 

3.支払い方を決める

車を購入する場合、a)現金で一括払いで買う b)ローンで買う c)リースで借りる の3つの方法があります。

a)の現金は一番簡単な方法で、確実に買えます。但し、小切手の場合は銀行への調査が入ったりする場合もあるようです。

b)とc)の方法は日本から来たばかりの人には基本的に不可能な方法です。個人にクレジットヒストリーがないからです。(日本と違って年収が高い人でも信用してもらえません) しかし、雇い主(会社)などに保証を入れてもらうなどの方法があれば可能になります。因みに頭金はDown Payment、総支払額はMSRPと言います。

c)のリースの場合は更に面倒です。リースの場合は基本的に車を借りているだけなので、月々の支払額は車の価値が下がる分だけ払えば良いということになり、2万ドルの車を3年リースにすると3年ローンにする場合に比べて半額くらいになる(その代わり、ローンの場合は最後に車を売るときにお金が入る。リースは鍵を返してお終い)のですが、審査はかなり厳しくなります。

b)とc)の審査はディーラーではなく、銀行やクレジット会社が行うので、ディーラーのセールスマンは商売をする気満々でも支払いの段階でつまずくことになりますので良く注意する必要があります。

4.価格を交渉する

日本と同じです。上手に良い条件を引き出して下さい。しかし、見積金額は日本ほど簡単には出してもらえません。これが取引を決定することをセールスマンも良く知っているので、「今決めるならこの金額だが、次に来たときは保証しない」等と言います。はっきりと希望を告げることが大切でしょう。

5.車を買う

現金で買う場合などはここまで一気に1日で進む場合もあります。契約書にサインをすれば、そのまま家まで車に乗って帰ってくることも可能です。ディーラーは紙製の仮ナンバーをリアウインドーに貼り付けてくれます。これで1ヶ月走れます。リースの場合を除き、後日車の所有権を証明するものが送られてきますので、それを持ってドライバーズライセンスオフィスに行ってナンバープレートをもらって下さい。それを車に付ければ完了です。

6.好みのナンバープレートを付ける

ミズーリでは$20ほどで好みのナンバープレート(パーソナライズドライセンスプレートと言います)に変更することが可能です。上記オフィスで用紙をもらうと、アルファベットと数字を組み合わせて第7候補まで書き込む用紙をくれますから、必要事項を書き込んで所定の場所に郵送すると、2,3週間で上記オフィスにナンバーが届いたから取りに来るようにとの案内が来ます。登録されていないもので第1候補に近いものがナンバーになって届いてますから、ナンバープレートを交換して完了です。

 

   

・車の保険は簡単に入れるの?

基本的には日本と同じで簡単に入れます。が、大抵の場合、ミズーリ州の運転免許を持っていることが前提になります。国際運転免許だけで、アメリカのどの州の免許も持っていない場合は、かなり面倒なことになります。免許を持っていることを前提にすれば(近日中に取るからと言う条件で、つまり免許を取らないと保険が利かないと言う条件で)保険に加入しなければいけなかったり、保険そのものを拒否されたりする場合が多いようです。また、国際運転免許だけの場合なら通常の6割り増しとか倍とかの値段を出してくることもあります。しかし、そんなことは関係ない、と言って安いレートを出してくれる場合もまたあるのです。保険屋さんにとって保険料は顧客に出す最高の武器ですから、そう簡単には教えてくれないのが普通です。それでもめげずにあちこちにアンテナをのばしてがんばって情報を集めましょう。

 

   

・車の名義変更(車検)はどうするの?

車の名義変更(車検)を自分でする場合は、以下の書類を揃えてください。要するに、車検を通す時と全く同じ手続きが必要です。車検の場合は1でTitleの裏に何も記入しなくて良いだけです。

1.Title

車の所有者証明です。裏面に譲渡する相手や価格を記入する欄があります。ここに記載された価格に消費税がかかりますから、実際にいくらで買った(売った)かは別にして、もし前のオーナーの同意が得られるなら安い金額にしておくと消費税が安くなります。但し、極端に安いと違反になります。このお金は手続きの時に払います。

2.任意保険

保険が無いと車の名義変更ができません。

3.Car Inspection

ミズーリ州の形をした看板を出しているガソリンスタンドやディーラーなどでやって貰います。

4.(Gateway Clean Air Program: 排ガス証明)

セントルイス地区に住んでいる人だけが対象です。最寄りの排ガス検査場でTitle等を見せて証明書を貰います。

5.納税証明

個人資産税を納めたレシートが必要です。渡米したての人の場合は、ガバメントセンターに行ってパスポートを見せ、Tax Waiverを貰います。

以上の書類を揃えたら、最寄りのドライバーズライセンスオフィスに行って手数料を払えば名義変更(車検)は終了です。

車検の場合は直ぐにシールをくれますので、ライセンスプレートに貼って下さい。新しいデザインのライセンスプレートをくれる事もあるようです。

名義変更の場合は、2週間ほどすると葉書が届きますので、それを持ってドライバーズライセンスオフィスに行くと、新しいライセンスプレートをくれますので、自分で付け替えてください。硬貨で取り外せます。この時、取り外した古いナンバープレートは以前の所有者のものですから、処分するか、送るか、相談して決めて下さい。

 

 

   

・住むところを探したいけど、どうやって探すの?

セントルイスに引っ越しが決まったので、住むところを探さなくてはいけない。できれば日本にいるうちに全部準備をしておきたい。たぶん、ほとんどの人がそう思うことでしょう。では、どうすれば自分の住むところが探せるのか、それをご紹介しましょう。

まずこちらのアパートの大きさについてです。リビングやキッチンは必ず付いているので、アパートの大きさはベッドルームの数で数えます。1ベッドのアパート、とか、3ベッドのアパート、と言うわけです。ベッドルームにはウォーキングクローゼットが付いている場合が多いです。キッチンには冷蔵庫、レンジ、食器戸棚が付属しており、多くの場合、電子レンジが付いていることも多く、大抵、温水器も付いています。また、洗濯機と乾燥機は地下の部屋で共有する場合(コイン式)と、部屋の中にそれぞれ付いている場合があります。冷暖房は必ず付いています。しかし、セントラル式なので温度設定は家の中で一カ所だけ、と言うのが普通です。微妙な調整は空調ダクトのシャッターの開閉でやります。

アパートメントとはワンフロアーに全ての部屋が揃っている部屋のことですが、タウンハウスというのは部屋が3階建てになっていて、部屋が階段で上下に繋がっています。廊下の代わりに階段があるようなものです。物件の広さは同じ2ベッドでも合計で4割程度広くなり、ベッドルーム、リビングの他に書斎が付いたりベースメント(何も設備のない部屋)が付いたりします。その分値段も高くなりますが、上の部屋の足音や物音が気にならない(左右にしか他人がいないので)のが利点です。欠点としては部屋が上下に重なっている関係から冷房、暖房の温度調節が若干微妙だったりします。

部屋の値段ですが、日本と同じで地域と広さ、新しさなどでかなり違います。一般的に言って、ワシントン大学近辺は古くて狭くて安い、そこから離れて郊外に近づくにつれて新しくなって、広くなって、値段が高くなります。一人暮らし(1ベッド)で安くても良い場合は、たぶん大学近辺で一月$500近辺でしょう。西の郊外にある最新の部屋の場合$700くらいです。2ベッドの場合は$650から$1200くらいでいろいろになります。タウンハウス形式だと$900から$1400くらいです。3ベッドだとアパートは少なくなりますが、あれば$1000から$1300くらい。タウンハウスだと物件が増えて$1300から$1600くらいでしょう。

では、それをどうやって探すか、ですよね?企業駐在員などのように世話をしてくれる人がいればそれに越したことはないけど、大学の研究者の方のようにセントルイスにノウハウが無い方の場合は自分で探すしか方法がありません。もちろん、日本と同じで不動産屋に行ってアパートを紹介してもらうという方法はアメリカでも有効で、英会話に自信のある方はよく使うようですが、そうでない人は不自由を覚悟で自分の足で探すしか方法がありません。

ついでに家具についてですが、アパートの方で既に家具を付けて貸している場合はそれを使うのも一つの手です。Furnishedと言います。また、新品の家具を買うのはもったいないですよね。でも、2年以上住むのなら買ってもそんなに無駄にはなりません。最後にガレージセールで売り払えばいいんです。レンタル家具の場合、標準的な2ベッドの家に必要なものがだいたい$600/月くらいです。ただし、一流のレンタル会社から借りると$900位になります。お得なのはレンタル家具屋に行って、レンタルから帰ってきた家具(中古)を安く買う方法です。これだと$700くらいで一件分揃います。なお、家具を長期に渡ってレンタルしている場合、1年とか1年半とかすると、同じ値段のままで新しい家具に更新できるのが普通です。ヤフーのレンタル家具屋の一覧はこちら

なお、アパートで使う電気、ガス、電話、ケーブルテレビなどは自分で変更することができません。入居の時にアパートの事務所(レンタルオフィス)で手続きができるのが普通ですが、電話番号のリストだけくれて、自分で電話しなさい、と言うアパートもあります。なお、水道は無料です。

アパートに住んだ人の体験談をこちらにまとめてあります。貴重な情報ですので参考にしてください。

 

   

・日本からの引っ越し荷物ってどうすればいいの?

日本から荷物を送る場合、基本的には送り先の住所が決まっていれば送ることは可能です。但し、引っ越し荷物の通関は本人が米国に入国してからになりますので、日本から到着したその日、と言うわけには行きません。また、送る荷物の箱全ての内容を申告する必要があります(通関時に必要)から、荷造りも結構面倒です。

基本的に、船便を使って送ると4週間から6週間かかりますから、かなり早めに発送しておかないと、こちらに来てから不自由することになります。早いのは航空便ですが、これで荷物を送るのは最小限にしないともの凄いお金がかかります。通常、飛行機のエコノミークラスでは、スーツケース1個か2個(JALは1個)は無料ですよね。それに追加料金を払って(2万円くらい)当座のものを一緒に持って来るというのは一つの知恵だと思います。これだと本人と同時に付きますから。航空便で別送しても大して値段は変わりません。

引っ越しの流れを簡単にまとめてみると、        

1. 引っ越し業者を決める。もちろん、この時はこちらでの住所が決まっている必要がある。日本の引っ越し業者は全てこちらに提携先があるので、日本の引っ越し業者に連絡すればよい。業者によって結構値段が違うので、あちこち聞いてみることをお勧めします。
なお、セントルイスには日本通運があり、夏子さんが仕切っているので日本語でOK。英語の苦手な人でも、「なつこさん、ぷりーず」と言えば電話に出てくる。そのほかの業者は全てシカゴからやってくる。
2. 業者と打ち合わせをして、引っ越し荷物の荷造りを開始する。荷造りに関しては業者の指示に従うこと。作成した荷物のリストは業者に確認して貰うこと。
3. 船便で輸送にかかる日数(通常6週間)を逆算して、早めに発送を開始する。
4. 自分が渡航する。
5. セントルイスに到着したら、まず引っ越し業者に到着した旨を告げ、荷物を受け取る日を決める。
6. 新しいアパートに入居し、電気やガス、電話の契約をする。
7. 引っ越し荷物を受け取る。

 

   

    日本のテレビは見られないの?
    

    一番簡単なのは「気ままにユーチューブ」を見ることです。主立ったドラマやアニメが数百以上、全話無料サイトに保存されています。但し、違法なアップロードになるらしくリンク切れが多いです。

    日本のテレビは『テレビジャパン』で見ることができます。テレビジャパンはNHKを中心とした官民共同のテレビ会社で24時間放送しています。
    但し、どこかのケーブル会社とまず契約して、そこに追加料金分としてテレビジャパンと契約するという方法をとります。

    Charter Communications
    AT&T (日本語サイト)
    DirectTV (衛星放送なのでディッシュの取り付けが必要。天候に左右される)

    これのどこかとまず契約する必要があります。そして契約時のオプションにテレビジャパンを追加します。

    このほかに、かなり高速なネット回線を持っている場合は、日本からテレビ番組をダウンロードする形で日本の番組を見るという方法もあります。こちらは月額使用料を取る
    物や機器を購入するだけの物などいろいろあります。

    フラッシュTV

   

・電化製品て持ってこれるの?

まず覚えてください。コンセントは日本と同じ。電話ジャックも同じです。だけど電圧は110Vで日本より10V高いです。

ノートパソコンはそのまま使えます。これはパソコン用の電源の規格で、必ず100Vから240Vまでカバーしていますので、全く問題はありません。パソコン内蔵のモデムもそのまま電話線につないで使えます。デスクトップパソコンを持ってくるの場合は110V→100Vのトランスが必要になります。詳しくはこちらをお読み下さい

炊飯器は日本のものが良いでしょう。お米はこちらで美味しいものが手に入りますが、こちらで売っている炊飯器は今一歩のものが多いです。IHタイプのものが欲しければ日本から持ってくることをお勧めします。同様に持ってくると便利なのは「魚焼き器」です。こっちの台所は煙を出すようなものを想定していません。すぐに火災警報機が鳴り響きます。うるさいだけなので外している日本人も多いです(単に「煙に鳴る」だけで他の機能はありません)。内陸なので新鮮な魚は多くありませんが、それでもたまには魚も食べたい、そんなときには魚焼き器が重宝します。日本のものを使う場合、電圧変換器(110V−>100V)が必要です。

逆に持ってきてはいけないものはテレビとラジオです。どちらもチャンネルや周波数が日本と違います。ラジオはそれでもほんの少し何とかなりますが、テレビは絶対ダメです。使えない、と覚えてください。それではビデオは?テレビがダメなんですからビデオもダメですよね。但し、ビデオテープはVHSですから再生専門として使うなら日本のでも良いかも?まぁ、$100以下でバッチリのが買えるので無理して持ってくることはないでしょう。あと、ドライヤーは日本のでもそのまま動きますが、電圧が高い分だけ加熱しやすいです。これもこっちで買う方が良いでしょう。$15くらいです。


   

・車を日本まで持って帰れるの?

いよいよ日本に帰るときが来た貴方。大した高級車では無いけど気に入ってしまった愛車を日本に持って帰れないものか?と考えたとしても不思議ではありません。そこで、この誰もが一度は考えながら誰も答えを知らない疑問を解くため、いくつかの会社に問い合わせてみることにしました。そもそもアメリカで乗っていた車を日本に持って帰るなどと言うことが可能なのでしょうか?まずそこから調べて見なくては行けません。丁度、ボスの知り合いがこっちで買った車を持って帰りたいので値段を調べて欲しいとのこと。良い機会です。調べてみましょう。

 

で、日本で有名な大手引っ越し会社に問い合わせたところ、返事が来なかった会社が2社ありましたが、ヤマト運輸は230万円です」とのこと。分かったような分からないような、単純且つアバウトなお答えを頂きました。で、私の引っ越しでお世話になった日通の夏子さんに聞いてみたところ、「ウチでもできますけど、私が言うのもなんですが、専門業者さんの方が安くて良いですよ」との商売っけのない返事でした。そこで、諦めきれない私としては、シカゴの日通さんに問い合わせたところ、米国内$2500、日本で150万円との事でした。う〜ん、ヤマトさんよりだいぶ安くはなったけど、まだ高い。探せばもしかしたらもっと下がるかも知れない。トライトライトライ!

 

で、インターネットを駆使して探し出したのがサンフランシスコのTrans Circle Inc.は大変に親切です。ここ、セントルイスから東京まで運ぶとして費用を考えてみましょう。

1.  セントルイス〜積み出し港まで

2.  積み出し港〜横浜まで

3.  横浜での費用

大体こんな風に分けられます。

1は2種類のオプションがあります。まず、普通の自動車運搬車(何台もトレーラーに乗っている、あれです)でセントルイスからカンザスシティ、デンバー、・・と経由して積み替えながら西海岸(ロングビーチ港)まで行く方法。これは$800(10日程度)くらいだそうです。そして、もう一つは自分の専用の輸送車で一気に運ぶ方法。これは$1100(7日弱)くらいだそうです。安い方は日数が多く、何回も積みかえるので傷が付く可能性があるとのこと。とりあえず2を選んでおきましょう。

 2は同じく2種類あって、自動車運搬船に乗せて運ぶ方法($1300)と、自動車専用コンテナに入れて運ぶ方法($2000以上)があるそうです。コンテナは確実だけど、高級な新車などに使う方法との事でした。ここは1で十分な様です。

 3はとても複雑です。とりあえず、通関、保安適合改造、車検に分けて説明します。下の見積書と一緒に見てください。

 通関は日本に輸入する場合に必要な税関での作業です。

Mercedes Benz CLK320 2000年型

 

消費税

車両価格の5%(アメリカでの登録日より起算した基準価格使用)

通関手数料

30,000

消費税が入っていますよね。不思議だと思いませんか?車を買ったときにアメリカで払っているので、通常、日本では払わなくて良いはずです。二重課税になりますから。これは、下の保安基準の改造と深い関係があるんです。排ガス同型枠使用料、排ガス同型枠成績番料と言った何のことだか素人にはわからない費用に関係しています。

これは、日本の業者が輸入する車だから上の費用として消費税が入っているんです。個人の引っ越し荷物の一部として通関すれば車両価格の5%がかかりません。しかし、個人のものとしてしまうと先程の同型枠うんぬんかんぬんが使えなくなって新規登録となり、下の同型○○のところが合計30万円くらいになってしまうとの事でした。何の事かというと、同じ車をたくさん輸入する場合、一台ずつ排ガス検査をするのは大変なので10台の内の1台だけ検査をすれば良いことになっていて、業者は1台の費用を残りの9台と等分して出した費用が同型枠○○だそうです。車の輸入業者はお互いに9台分を融通し合っているものですが、個人の場合には使えない(分けてくれない)とのこと。また、まだ日本に入っていない珍しい車や新しい車にも使え無いとのことでした。どちらでするかは個人で決めて下さいとのことでしたが、30万円と10万円では答えは決まっていますね。

 

陸送費

15,000

排ガス同型枠使用料

80,000

排ガス同型成績番料

12,600

保安基準改善

80,000 (化工取りつけ工賃、部品代、陸運支局関係書類(事前審査書類作成申請、緒元表作成料)

登録代行料

20,000

納車回送料

15,000

雑費

10,000

車検整備

30,000

で、同型枠○○を使うこととして出した保安基準への適合作業用の費用は上の通りです。なんだかんだと言ってお金がかかるようになっています。保安基準改善は日本用のブレーキレンズを付けたりする費用らしいです。

諸費用概算(車検関係)

自賠責

38,450

取得税

車両価格の5%(同上)

自動車税

58,000

重量税

56,700

検査印紙代

3,000

ガソリン代

実費

車検費用は日本で車を買っても同じだけかかりますので、これはどうしようもないでしょう。もちろん、車の大きさや重さによって金額が変わるのも日本と同じです。

 以上、全部合計すると車両価格を450万円とした場合、ナンバーを取るまでにかかる費用は898、750円(セントルイスからならプラス$2400)でその内45万円が消費税と取得税です。仮に車両価格を150万円とすると、諸費用は598、750円(同じくプラス$2400)となります。因みに、我が家の車の値段がそんなものなので、日本に帰るときはどうするか考えることになりますね。でも、やっぱり高いですね。この費用があれば日本で安い中古車を買える値段です。

なお、個人の輸入ではないので、早めに積み出しをすれば日本についてすぐにナンバー付きの車を受け取ることが可能との事。個人の荷物として持って行く場合は通関が本人到着後となるようです。  

 

   

・気温が覚えられないけど、良い方法は?

最近はアメリカでも摂氏を使うようになってきましたが、まだ街の中では華氏が幅を利かせています。簡単に覚えられる換算点をいくつかご紹介しましょう。
『60度は16℃、82度は28℃』と覚えておくと便利です。

華氏 摂氏
0° −18℃
11° −11℃
33° 0℃
50° 10℃
60° 16℃
82° 28℃
100° 37℃

 

   

・交通違反したらどうなるの?

日本と基本的には同じで、キップを切られます。違うのは、それを支払う先と支払い方法です。違反したCityのtraffic centerで支払うので、クレイトン、クリーブコア、チェスターフィールドと支払先はいろいろです。違反の罰金は州の法律で決まっているので、場所によって違ったりすることはありません。日本と同じで違反には点数が付くようです。

日本と一番違うのは、小さな違反ならお金を払って違反をチャラにしてもらえること。Traffic Law Centerがあちこちにあるので、そこに頼むと弁護士を使って違反の記録を消してくれます。もちろん、一般に罰金を払うよりは5割近く高くなるのですが、記録をクリーンにしておけば自動車保険が安くなる(高くなるのを防げる)し、事故を起こしたときも「今まで全然違反をしていない!!」と主張できるメリットがあるようです。知人の話では保険が安くなるメリットを考えてもtraffic law centerを使った方が少し高くなるだろうとのことなので、あとは万が一に事故が起こしたときに裁判で主張できるというメリットをどう考えるかです。因みに、英会話に問題がなければ電話だけで処理を依頼することもできます。もちろん、クレジットカード番号は必要です。大きな違反の場合でも、弁護士を使って裁判で違反を軽くしてもらうのは当たり前のことです。いざというときのために頭に入れておきましょう。

私個人の感想としては、無事故無違反を2年も続ければ保険が安くなって良いはずだと思っていたのに、保険屋さんにいったときに3年前までの記録を調べられて、「2年10ヶ月前にスピード違反をしてるわね。これがあるから安くできないわよ」と言われたのには驚き、がっかりしました。半年ごとに払う自動車保険の金額がもし$500を越えているなら、大抵の違反をTraffic Law Centerで処理してもらった方が、トータルとしては安くなると思います。因みに私の場合、スピード違反を処理して貰うのに手数料$140+違反切符代$160かかりました。普通に払うと$50くらいなので(超過スピードによって違う)、差額は$250、でも保険は加入1年半後に3割以上は下がります。もし、1年しかこちらにいないのならそのまま払った方が得でしょうし、車両保険にも入っていて半年で$1000近く払っているようならこっちの方が2年目から得になるでしょう。手続きは本当に簡単。違反チケットを持ってカウンターの前に座り、免許証などを見せるだけです。

なお、黄色信号の最後に入ってカメラで写真を撮られると、所有者(または使用者)に罰金$100くらいの請求が来ます。これは上記のTraffice Law Centerに行ってもチャラにしてくれません。払うしかありません。ただ、運転者を特定する情報を入力する必要が無いので違反点数は付きません。これは担当が警察では無くて市役所だからで、聞いた話では以前に警察が担当だった時に『赤になった時にブレーキを強く踏んだら追突された』と警察を訴えた人が続出してから市役所に担当が移ったとのことです。

   

・ここに日本人はどれくらいいるの?

シカゴの領事館の資料によると、ミズーリ州は2012年には2535人となっています。半分以上はセントルイス近郊に住んでいると思われます。

  

・ビザのことが良く分からないのだけど

ビザは、普段あまり生活に関係することがないので、結構簡単に考えていらっしゃる方も多いようです。ビザとは『入国検査を受ける資格』です。従って、有効なビザを所持していても入国検査でひっかかる可能性はあるワケなのですが、少なくとも既に入国している人には何の関係もない(少なくとも生活面では)ものなので、ビザが失効しそうになっても気楽に考えていたりします。

でも、ちょっとだけ考えて下さい。『入国検査を受ける資格』なのですから、再入国するときにはビザの存在は大きく響きます。ビザが失効するとこの権利が無くなるのですから当然入国拒否になってしまいます。「それならビザが手に入るまで3ヶ月のビザ無し渡航と言うことで入国しよう」と考えてはいけません。一度ビザを失効させた人には、以後ビザ無し渡航は一生認められないのです。「いかなる理由があろうとも」と言う注釈付きで国務省のサイトに載っています。ビザが失効したら、その失効してから出国までの期間に応じて3ヶ月から3年間または永久に入国拒否期間が設定されています。

一方、出国に関してはビザは何の影響も与えません。普通と同じように簡単に出国可能です。再度米国に入国しようとしたときに問題になるだけなのです。

 

   

・英語版のパソコンでは日本語は扱えないの?もしやるとしたらかなりの手間とお金がかかるの?借り物だから必要なくなったら元に戻したいのだけど・・・・。

現在のパソコンは各国の言葉で動くように作られています。
Windows7の場合、こちらで買ったパソコンに日本語を入れるにはUltimateと言う最上位版にアップグレードする必要があります。これはBestBuyなどの電気屋で購入できます。
次にそれを入れてアップグレードしてから、通常はWindowsの更新に使うWindowsUpdateで日本語パックをダウンロードして再起動します。
次にコントロールパネルの言語の設定を日本語にします。(ちょっと深いところにあるのでよく見て下さい)。そして再起動すれば全て日本語になります。
ユーチューブに方法が載っています。簡単に出てきますよ。
Windows8の場合はもっと簡単です。コントロールパネルで言語設定を日本語にして再起動するだけです。

もし、こちらでパソコンを買って、将来は日本に持って帰りたいという場合、日本語化したとはいえもとは英語版なので日本語版にアップグレードすることはできません。新規導入となります。

私は難しい方法はやめて、タダでできて、いつでもやめられる方法を紹介します。何のことはない、マイクロソフトから無料で配布されているソフトを使うだけです。

 

 

 (トップへ戻る)

   

        こちらで日本語の使えるパソコンを買うことはできないの?

こちらの英語パソコンを買って日本語化する方法は上に書いてあります。これでたいていは問題ないはずです。しかし、もし日本で売っているWindows(日本語版)をどうしても使いたい場合、インターネットで探すと西海岸の業者が$400くらいで売っています。これなら日本のOSを使えますが、パソコンの中に入っている各部品を動かすためのドライバーソフトは日本で売っているパソコンに合わせてあるのでアメリカのパソコンの部品には合わない場合があります。今はパソコンの世界はグローバル化しているので、たいていの場合は問題ないようですが、例えばノートパソコンのマウスパッドなどは問題を起こすことがあるようです。

従って、やはりお勧めは英語版のパソコンを買って日本語化すること、です。

 

   

・日本からパソコンを持ってきたんだけど、こっちでも使えますか?

まず、ノートパソコンですが、これは全く問題なく使えます。パソコン用の電源ユニットは規格としてアメリカの電圧をカバーしていますので、日本で売っている(自作ではない)普通のパソコンであれば問題なく動きます。内蔵のモデムも問題なく使えます。モデム自体も規格としてアメリカをカバーしているからです。 と言うかノートパソコンという物は、100Vから240Vまで使える物なのです。それがノートパソコンの決まりです。ただ、一部の小さなショップで出している物には100V以外では使えない物もあります。

次にデスクトップの場合。これはパソコンに付いている電源ユニットが110V用に設定できるものとできないものがあり、できないものの方が多いです。パソコンの電源コードが刺さっている裏面を見て、110Vに設定を変えられないのなら、(秋葉原などで売っている)変圧器を使用する必要があります。

   

・インターネットで買い物をするときは、アメリカのクレジットカードじゃないとダメなの?

アメリカのクレジットカードと言うよりは、アメリカ国内で発行されたクレジットカードでないとダメなことがあるようです。これは、アメリカ国内で発行されたカードしかオンラインで信用状態を確認できないからです。例えゴールドカードでも日本から持ってきたもの(JCBなど)は使えないのです。但し、金額の低いものの場合は日本のカードも受け付けることもあります。

また、一括払いならば受け付けてくれることも結構あるようです。分割払いの場合は、数ヶ月先にもお金を払う能力があるという信用が必要ですが、一括の場合はその時点でお金を持っていさえすれば問題ないのが理由のようです。


通常の街での買い物では、日本発行のカードでもアメリカ発行のカードでもほとんど意識する必要はないのですが、全く顔を合わせることのないインターネットの買い物はセキュリティがより厳しいと言うことだと思います。
インターネットの買い物はとても便利で安いのですが、アメリカで発行されたカードを手にするのは結構大変ですから、こう言うときに外国人だという不便さを感じますね。


 (トップへ戻る)

 

    

・携帯電話って日本と違うの?

携帯電話をこちらで使うには、当たり前ですが買わなくてはいけません。これが結構大変です。それは、クレジットカードでも説明した「信用」が支配する世界だからです。私がこちらに来て4ヶ月後に仕事でも必要になり、買おうとしたときは「信用が足りないので$200デポしてくれ」と言われました。これは請求書の中で使用料と相殺されます。

スプリントPCS

これは、日本のKDDIが使用しているのと同じCDMAと言う通話方式を採用しているので日本に行った時はKDDIのネットワークで繋がります。どちらかと言うと繋がる時は高速ですが、アメリカでも田舎などでは繋がらないことがあります。

AT&T

ここが使用しているGSMと言う方式は世界を広くカバーしており、どこでも繋がるのが最大の魅力です。ただ通信速度はさほど早くないのが普通です。この携帯を日本に持って行くとドコモに繋がったりソフトバンクに繋がったりします。

 

   

・在留届って出した方が良いの?

在留届は外務省に提出する書類で、自分がセントルイスに住んでいることを知らせるためのものです。お子さんをお持ちの方や、出産時、パスポートの更新には必要ですよね。これが出ていないと、不測の事態が起こっても日本の公的機関が救援活動行っても対象外になるおそれがあります。ニューヨークのWTCでもセンター地下のラーメン屋さんが書類を出していなかったために、当初は捜索対象外とされてしまったことがありました。(後に非難を浴びて対象に入りましたが)

従来は提出に際しては本人確認が必須であり、セントルイスの場合はシカゴまで行かなくてはいけなかったので、どうしても平日に休みを取る必要があり、提出しない人も多かったのですが、今は手続きが大幅に簡略化され、用紙をダウンロードして記入し、Faxまたは郵送すれば受け付けてもらえることになりました。皆さんも、万が一の事態のために、是非提出しておきましょう。