サンフランシスコ市内の旅

サンフランシスコに向かう途中でガソリンを補給。何でカリフォルニアはこんなにガソリンが高いんでしょう??

セントルイスの5割り増しくらいです。

サンフランシスコには本家ベイブリッジを通って入ります。この橋は6車線の2階建て。街に入る方向が上なので、今日は街がはきれいに見えました。(先日、街から出るときはほとんど何も見えなかった。)
お昼には「サンフランシスコの〜チャイナタウンの飲茶〜」と歌いながら飲茶のレストランに向かい、満腹になるまで食べてきました。一人$40近くかかってしまい、さすがにセントルイスよりは高かった。

そして、次はケーブルカー。1人$2と決して安くはないけど、せっかくだから乗ることにします。

ケーブルカーの真ん中には運転手さんがどっかりと立っていて、目の前のレバーをギーコラギーコラと力任せに動かしています。その隣には車掌さんがいます。
その運転手さんが動かしているのは、ケーブルを掴むレバーとブレーキ。これで動いたり止まったりします。

ケーブルカーのど真ん中に、それも前後にこんなものがあるのでケーブルカーはあまりたくさんの人は乗れません。せいぜい60人くらい。だから、みんな必死に外側に掴まっているんですね。スピードはせいぜい自転車くらいなので、外から掴まっていても怒られません。

ここがチャイナタウンの停留所。チャイナタウン手もっと派手で大きいものかと思っていたけど、実際は横浜のよりも小さくて、神戸のと同じくらいなんですね。
急な坂になってもスピードが全く落ちないのは当たり前ですが、結構感動ものです。それにしても、サンフランシスコってもの凄い坂ばっかりです。

少し見難いですが、左のビルを見れば、如何にすごい坂か分かると思います。

ケーブルカー博物館に行くつもりなので坂を上る途中で降りることにしました。

こんなに坂がきついと、やはりケーブルカーが便利なものだとつくづく思います。

ケーブルカーを降りたところから、今度は方向をクルッと90℃変えて、港の方向に降りていきます。この下り坂のきついこと!

目指すケーブルカー博物館は写真のちょうど真ん中の煉瓦の建物です。因みに、この道路の下をケーブルカーを走らせるためのケーブルが通っていて、どこからともなくガラガラと音がしています。

日差しが強いので、日焼けを心配している嫁さんも、風邪が気持ちいいのと景色がきれいなのでご機嫌です。

ケーブルカー博物館に着いてみてびっくり。何とそこはケーブルカーのケーブルを動かすモーターの置いてある巻き上げ所だったんです。

ケーブルとモーターの上に4つある路線の名前が書いてあるでしょ?さっき私達が乗ってきたカリフォルニア線は画面の一番端っこです。ここからケーブルがさっき通ってきた道路の下を通ってケーブルカーの線まで行っているんですね。

博物館の次はメイソン線に乗って港を目指します。このケーブルカー、約10分おきに走っているので、一本逃すと待つのに退屈します。

最初に来たやつは満員でとても乗れませんでした。そして更に待つことしばし、次ぎに来たやつには何とかぶら下がって乗ることに成功。

やってきましたフィッシャーマンズワーフ。とりあえず今は見物だけです。あとで夕食にゆっくり食べに来る予定。

まずはあちこち見学してみます。基本的にはお土産屋さんとシーフードレストランばっかりです。

通り沿いの屋台ではおっさんが次々とカニをばらしてハンマーで割れ目を入れています。その他、生牡蠣や生蛤などをお客に出しています。

気になるお値段ですが、ちゃんとした食事と思えば、こんなものかなぁ、と言うくらいですが、ちょっと食べてみようか、と言うには少し高い気がします。

突然ですが、港に第二次大戦時の潜水艦が来ていて、館内を見物させてくれました。

入場料を払うと、全員にラジオを渡してくれて、そのラジオから説明が流れてきます。

とりあえず艦尾から中に入ってみます。館内は二階建てで、見学できるのは上の階だけ。

ここは後ろの方にある、浮いたり沈んだりを調整するところだそうです。

ここはその部屋の前にあるエンジン室。通路の左右に四つのエンジン(左側の白いもの)があります。
これは3段になった寝室です。このベッドのマットにはジッパーが付いていて、その中に自分の服を入れるようになっています。プレスの必要がない・・かも。
ここは食堂件会議室。椅子はもの入れになっています。このほか、とにかくあちこちにものを仕舞う場所が付いています。
このタイプライターみたいな機械は暗号機だそうです。必要な設定を機械上部の窓のぶぶんでやって、あとは普通にタイプを打つと自動的に暗号が出来上がるそうです。
これは、この潜水艦が第二次大戦中に通った道筋を示したものです。やはり日本のほうばっかりですね。
これは全部魚雷室。魚雷って結構大きいんですね。ここの係員はこの魚雷室で寝泊まりするそうです。
ここが一番前になります。見えている二つの穴が魚雷の発射口。ここまで来るとさすがにだいぶ狭くなります。

ここで見学は終わりで、梯子みたいな階段を上がって外に出ます。

外に出たところはこんなところ。昔の潜水艦なのでちゃんと大砲も付いています。
昔の潜水艦なので古めかしいものもいっぱいありましたが、見学者は意外に多く、結構館内は人がたくさんいました。

ここで結構時間を食ってしまったので、そのまま街を歩いてケーブルカー乗り場まで行くことにします。

フィッシャーマンズワーフから街の方をミルとこんな感じになります。この辺りに限りませんが、サンフランシスコは街が狭いので駐車場を探すのが結構大変で、駐車料金もかなり高かったりします。ケーブルカーで来て良かった。
ケーブルカー乗り場は、平日にもかかわらずかなり混んでいました。夏休みだからでしょうか。

ケーブルカーは終点まで来るとターンテーブルに載せてぐるっと方向を変えます。これは、このパウエル線のケーブルカーには最初に乗ったカリフォルニア線と違って運転席が前にしか付いていないからです。

見て分かるように、ターンテーブルの上に惰性で走ってきたケーブルカーの方向を変えるのは人力です。

ターンテーブルの方向を変えると、今度はヨイショッとケーブルカーを押し出します。

押し出されたケーブルカーは惰性で緩い下り坂を走っていくので、おっさんが飛び乗ってブレーキをかけます。

約10分しないと絶対に発車しないので、ここには長い列ができました。結局1時間待って、やっと乗れました。

今度は一番前のステップを確保することに成功しました。古野さんの前が私の特等席になります。いよいよ最高の長めを満喫できることになります。

出発進行!

発車してしばらくしてから、ふと振り返ると素晴らしい景色が!ちょうどサンフランシスコ湾の入り口に当たるところが見えていて、反対側の山の手前には刑務所で有名なアルカトラス島が見えています。
そろそろ夕刻になってきました。その日の最後の目的地はゴールデンゲートブリッジ。天気が良かったので全景をたっぷり楽しむことができました。
ゴールデンゲートブリッジには歩道が付いていて、結構みんな歩いています。

岡山から来た古野さんは「思ったより大きくないなぁ」と言っていますが、瀬戸大橋を見慣れた人には当然です。出も、とても綺麗な橋で、こんな大きな橋が戦前からあるんですから立派なモンです。

橋を歩いて渡っていた人もいたようですが、お腹も減ってきたので途中まで行ってきただけでした。

橋の途中からサンフランシスコの街を見たらこんな景色です。何より天気が最高で、普段の行いが偲ばれます。

それでも、車で反対側には行ってきました。反対側の展望台からの景色です。これはこれで綺麗で、ガイドブックにはこちらからの景色を進めているものも多いようです。

こちら側の展望台は駐車場も大きいのですが、売店もトイレも何もないののが欠点です。

以前から、「サンフランシスコに行ったら絶対カニを食べるんだも〜ん!」と何度も宣言していた嫁さんは念願のカニを目の前にしてほくほく顔です。

私も何年ぶりでしょう?セントルイスにいたらこんな贅沢、やろうって言っても無理です。

ありがたいことです。

あまりに嬉しかったので、カニの全景を撮ってみました。これで$23ですが、マァ仕方ないでしょう。

冷凍物のようでしたが、それでも久しぶりの胃にはじっくりと染み渡る味でした。

が、カニ味噌は嫁さんに取られました。(^_^;)

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