東海岸何でもありの珍道中

第三部 ディズニー三昧の旅(前編)+ユニバーサルスタジオ

5日目 アニマルキングダム  
いよいよディズニーを満喫する日が来ました。しかし当日は雨交じりの天気です。こんな時にディズニーに行っても楽しめるのでしょうか?

何はともあれ行くだけは行くことにしてアニマルキングダムを目指します。

こんな天気でも行くか、と言う感じの天気です。

 

着いてみれば天気の悪さは何のその。ディズニーフリークにはそんなことなんて関係ないみたいです。

ただ、テロ事件で自主閉鎖した翌々日なので、さすがに空いています。おかげでキャラクターグリーティングはやり放題と言った感じ。

まずはアフリカゾーンに行ってトラックの荷台に乗ってサファリ探検に出発です。空いているおかげで待ち時間なしでした。
だいたいこんな感じで広大な敷地のあちこちに動物が住んでいます。それを解説付きでのんびりと見て回ります。
敷地が広いので、象だのトラだの何でもいるという感じ。しかし、相手は動物なので全然予定の場所にいなかったりします。だから、ガイド兼運転手はあちこちで「あそこに○○がいる」と叫んでくれます。

でも、写真撮影のための停車はしない、と言うのが基本ポリシーなので、何カ所かの時間あわせの場所以外では絶対に止まってくれません。

トラックに乗って見て回る以外にも、自分たちで歩いて回るところもあります。あちこちにガイドがいて、それぞれの場所で案内をしてくれます。のんびりと見て回れるので、これはお薦めです。

歩いて回るだけでも結構な距離があります。

ここではゴリラがのんびりと昼寝をしていました。時々寝返りを打つのですが、結構愛嬌があります。動かないのかな、先に行こうかな、と思うとゴロンと動くので結構見入ってしまいました。このゴリラは若い女の子のようです。
ちょうど散策路から出てきたところです。ね、空いているでしょ?
鉄道ファンの私としては、ディズニーといえども鉄道は逃せません。この鉄道は、一種のバックステージツアーになっていて、アニマルキングダムの裏側にある動物病院などを紹介するツアーになっています。片側しか眺められないようになっている車両です。
もちろん、動物以外にもこのような臨時のアトラクション(?)はあります。アニマルキングダムはアジア、アフリカ、等地域別にエリアが分かれていますが、アフリカ地域の中ではディズニーの職員もアフリカ系です。アジア地域の職員はアジア系です。
これは、女の人が竹馬のようなものに乗っているんです。とても疲れるらしく、すぐに電信柱に寄りかかって休みますが、お客がカメラを向けたりすると「よっこいしょ(とは言いませんが)」といろんなポーズを取ってくれます。

しかし、何の目的でこんな格好をしているのかは謎です。身長はかなり高くて3mくらいあります。

これは鳥を主役にしたショーです。いろんな鳥が出てきて芸をします。ただ、この鷲は飼い慣らすのが難しいらしくて、お客の頭の上を飛ぶだけしかしません。が、羽を広げるとかなり大きいので頭上を飛ばれるだけでかなり迫力があります。うしろのオッさんはガイド役と有名な探検家、と言う設定です。
ローラーコースターがダメな妻を無理やり説得してスプラッシュ系のライドに乗りました。お客のかなりの割合のひとは事前準備怠りなく、ちゃんと合羽を用意しています。我々は不運にも(?)待ち時間が無しだったのであっという間に乗り場にきてしまって、なぜみんながそう言う格好をしているのか考える時間がありませんでした。
これはとんでもないことになってきたぞ、と思ったのは席に着いてからです。みんなしっかりと対策を施しています。私たちは何もしていません。因みに、ぬれて困るものは中央の丸い場所に載せますが、みんなが靴だの鞄だのを入れるのでパンパンにふくれています。

あちこちからザバーンと水がかかってきます。そして、最後の滑り台でもの凄い水がザバーッと頭の上からかかりました。私たち以外の、準備万端な人たちにはかからずに、私たちだけに頭の上からもの凄い水でした。

おかげでカメラはびしょびしょになり、当日はこれ以上撮影できなくなりました。

乗り場に戻ってから周りの人の視線を浴びながら服を絞りました。

  そのあとはライオンキングのミュージカルショーを見たり、キャラクターグリーティングをしました。この辺りから雨が本格的になってきて、ハリケーンガブリエルがフロリダの直撃コースに入ったことがよく分かりました。
   
6日目 のんびりとホテル回り  
翌日は朝から雨が横に降っているので、お昼近くまで部屋でのんびりしました。なんとハリケーンはオーランドを直撃するとのこと。ついてないです。

お昼頃に少し雨がやんだので、他のホテルを見て回ることにしました。これは新婚旅行で泊まったスワンです。ここのイタメシはとても美味しかったので、昼食はここにしようと思ったのですが、ほとんどのレストランは閉まっていて、ふつうの(と言っても値段は高い)ファーストフードになりました。ここにはお寿司屋さんもあるんですね。

さて、車はここにおいて、ディズニーの誇るバスのネットワークを使ってエプコットに行ってモノレールに乗ることにしました。テーマパークの駐車場は混むし、めっちゃ広いので、公式ホテルに車を置いて、バスでテーマパークに行くのは結構良いアイデアです。

しかし、なかなかバスが来なくて参りました。空いているときはバスの運行もまばらになるようです。やっとエプコットのモノレール駅に着いて、しばらくすると、念願のモノレールがきました。
車内はこんな風になっていて、左右にしか移動できない構造になっています。登場したときは斬新なデザインだと思いましたが、さすがに今は少し古めかしい感じがします。

モノレール自体はアルヴェーグ式という羽田空港のモノレールと同じ形式(コンクリート製のレールに跨る奴)で、特に珍しいわけではありません。車両間の行き来ができないので、機械類を全て両端に集めて車内を広く取ってあります。

日本のディズニーランドに新しくできたモノレールも、外装、内装は違いますが、基本的に同じ構造です。

エプコットセンターのモノレール乗り場でモノレールに乗ってからTTC (Transportation & Ticket Center)に行って、マジックキングダム行きのモノレールに乗り換えます。複線ですが、右回りの路線はTTCとマジックキングダムの間だけを結ぶ急行で、左回りはその間の各ホテルにも止まる各駅停車です。

これはディズニーコンテンポラリーリゾートと言うホテルです。ホテルの中にモノレールの駅があるのでとても便利です。

続いていったのはポリネシアンビーチリゾート。でも面白くないのですぐに出ました。何でも、今回うちが泊まっている宿と同じくらいの値段だとか。場所だけいいところにあるんだね。

そして次が本命、グランドフロリディアンビーチリゾート。英国調のホテルは中の雰囲気からして全然違います。最高級クラスのホテルだけあって、とても落ち着いた感じ。

 

ホテルのティールームに入って優雅にハイティーを楽しみます。何か頼んだのと違うようだけど、まぁ良いか。どうせそんなに詳しくないし。私はアールグレイ、妻はオレンジペコ。飲み比べれば初めて分かるその違い。

天気が悪かったので、ティールームは結構混んでいました。結婚式から流れたと思われるドレスを着た一団の他に、喋るために来たようなおばあちゃんの一団など、結構にぎやかです。やはりここはアメリカなのでした。でも、本当にお茶は美味しかったです。

アプリコットジャムの載ったパウンドケーキの次に出てきたのは「トリフェ」。みんなが食べていたイチゴの生クリーム載せとの選択です。トリフェと言うから小さなチョコかと思ったら、生クリームたっぷりのケーキでした。

紅茶は飲んでも飲んでもお湯を足してくれます。だんだん薄くなりますが、5杯くらいは飲めました。

紅茶が出てきてすぐにカバーを掛けないのは、熱いうちにカバーを掛けると紅茶が出過ぎるからだと思いますが、どうでしょう?単に忘れただけかもしれませんが・・・。

これだけ楽しんで、お勘定は$8。ウソです。おばあさんが計算を間違えているはず。頼んだものと少し違ったのはそのせいです。でもおばあさんは間違っていない、と言い張るのでそのまま払ってきました。結構得しました。

因みに、一番高いもの(軽食)を頼むと$30以上になります。

たっぷり楽しんだので帰ることにします。ホテルにはモノレールが横付けになるので雨が降っていても大丈夫。TTCまで戻ってからモノレールを乗り換えます。

今回は車でオーランドに来たので使いませんでしたが(ウソ、実は予算不足)、マジックキングダムが好きな人はこのリゾートエリアは便利ですね。お薦めです。

夕食は以前にも行ったディズニーマーケットプレイス。入場料無しで入れるディズニーショップとレストラン街です。再びレゴタウンに来たのでベンチで写真撮影。
ふだん写真撮影は嫌いな妻も、ディズニーの中では別なようで、はしゃぎまくっています。これは彼女の生涯の傑作となることでしょう。

できすぎ・・・。

   
7日目 ユニバーサルスタジオとマジックキングダム(前編)  
今日も朝から結構すごい雨です。ハリケーン「ガブリエル」は雨というおみやげを残していったようで、通り過ぎているはずなのに天気は良くない。TVは何の特別番組もなく、普段通りにやっている。昨日はあんなにハリケーン一色だったのに。

11時近くになって我慢できずに出発することにしました。今日は昼間ユニバーサルスタジオに行って、夕方からはマジックキングダムでパレードを見るとのこと。

やっと着いたユニバーサルスタジオはガラガラです。巨大な立体駐車場は1/10も使っていない感じ。やはり天気が悪いのでみんな部屋で待っていたんですね。我々の後には結構車がぞろぞろと来ました。

何か、昔来たときに比べてゲートの手前に店がたくさんできたみたいです。いつの間にかユニバーサルスタジオの隣にトレジャーアイランドとか言う、別料金の双子テーマパークまでできています。ジュラシックパークとかのアトラクションはこちらのようですが、ほとんど誰も行ってないみたい。みんなユニバーサルスタジオの方に入っていきます。

ユニバーサルスタジオの名物と言えばこれです。指定された場所にカメラを置いてシャッターを切ると、背景に看板の背景が重なって別の場所に見える、と言う奴。良くできてるでしょ?

ちなみに、この通りを歩いている人の数を見てもらえれば、いかに空いているかは一目瞭然。

今日の見学方針としては、昔来たときにはなかったアトラクションを中心に見ていくことにします。

最初に見たのは「ターミネーター3D」劇場形式のアトラクションで、最初に役者が舞台に登場して、そのままスクリーンの中に入っていって映画が始まり、最後は舞台と映画とが一体となってクライマックスになります。なかなか面白かったですよ。

ターミネーターを見終わった頃には雨もすっかり上がったようです。

次に「ET」を見に行きます。これは以前にも見たはずですが、最初に自分の名前を登録するときに(最後にETがその名前を呼んでくれる)係員の間違いで少し違う名前になってしまい、自分の名前が呼ばれなかったのが悔しいらしく、ズンズンと歩いてここに来ました。人気アトラクションですが、待ち時間ゼロです。

「ET」を見終わるとお昼です。ここのお昼はディズニーほどひどくないので、そこそこのものが食べられます。中華料理にしましたが、ぼちぼち美味しかったです。

その次には動物のショーを見ることにしました。特に理由はありませんでしたが、時間的にちょうど良かったから。動物のショーは気軽に楽しめて面白いですね。

その次がメンインブラック「MIB」です。比較的新しいアトラクションで、のろのろ走るカートに乗ってエイリアンに向かってレーザー銃を撃ちまくる、と言うシューティング型のアトラクションで、手元のスコアボードに自分のスコアがリアルタイムで出ます。

一応、6人乗りのカートの中では二人で1位、2位になったのですが、6人の合計点数(と言っても5人しか乗ってなかったけど)は基準に不足しているらしく、「不合格だ!」とのボスのお言葉でした。だって、前のオッさんたちは0点とか300点とかなんだもん。俺たちは3万点とか5万点とか取ったのに。

因みに、動いている的をねらった方が高得点を取れます。

日本にも最近できたようですが、ユニバーサルスタジオに来たら、ここで写真を撮るのはお約束。ライド(船です。濡れるのはイヤだったから)には乗らなかったけど、記念写真だけはしっかり。ここだけは少しだけ行列ができていました。
さて、少しくらいので画像が不鮮明ですが、ここはサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフの前のようです。この旅行記のBに本物が載っていますので、良かったら比べてみてください。

でも、撮影の方角が逆だったかも?

なんだか良くわかんないけど、悪魔たちがロックミュージカルをやるというので見てみました。歌はなかなかのもので、結構楽しんでしまいました。
「バックトゥザフューチャー」の建物を使ってのトリック写真です。写真だけ撮ろうと思っていたのに、親切なポーランド人が「二人で並べ。その方が良いだろ。ちゃんと撮るから」と親切に言ってくれたので、そのようになってしまいました。因みに、シャトルは長さ60cmほどのプラスチックの模型です。
それからスタントショーを見ました。これは一日に2回しかやらないので、貴重なチャンスです。

正面近くの「Reserved」と言うシートの隣に座ったら、始まる頃になってお姉さんがドンと座りました。この人は役者さんで、ショーが始まると大声でヤジを飛ばしています。

その人にカメラを向けたら、いきなり首を絞めてくれました。いい人です。

因みに、「バックトゥザフューチャー」はグッズのショップが別の建物になっており、その前に「あの」デロリアンが展示されています。

時間があったので、乗ろうかと思ったのですが、「もう二度と乗らない!あんな奴!」との仰せに従い、却下となりました。これは今でもユニバーサルスタジオで一番激しいライドです。ディズニーの「スターツアーズ」みたいに実際は動いてないんですけどね。

映画が気に入ったので、どうしても行きたかったのが「Twister」でした。竜巻の話なので、どんなにすごい体験ができるかと思っていましたが、思ったほどではありませんでした。それでも結構すごい風が来ましたが。何度もプレショーで期待を持たせるほどではなかった、と言うことでしょう。

たぶん、このツイスターのビルって、以前はゴーストバスターズのビルだったと思います。あれは面白かったので、できればもう一度見たかったんですが、残念ながらもうありませんでした。

これって、サンフランシスコなんでしょうか??よく分かりませんね。ここも親切なドイツ人に言われて二人で写真を撮ることになりました。

それにしても、どこなんでしょう?

最後にお土産やさんによってお終いです。意外に大したものはなく、やはりTシャツになってしまいました。

ユニバーサルスタジオは日本にも新しくできたせいか、ディズニーに比べると日本人が少ないようです。見かけるのは新婚さんばかり。ディズニーは女性二人というのが多いんですけどね。

何はともあれ、ユニバーサルスタジオを出てマジックキングダムに向かうことにします。

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