Price Line Dot Comの体験談
ある時、ニューヨークに出張することが決まった。そこで、出張旅費を抑えるべく、Pliceline.comを使ってみることにした。ここは最近急成長している格安航空券のサイトだからだ。
ホームペ−ジにアクセスしてからいつものように、フライトの検索から始めることにした。しかし、ここは他の格安航空券販売サイトとは少し違った。フライトを調べるためにはクレジットカード番号を入力しないと検索画面に入れないのだ。
ここで嫌な予感がした（やめとくべきだった）が、評判のサイトだからめったなことはあるまいとたかをくくり、番号を入力して中へ。旅行日や出発地、到着地、を入力してから希望金額を自分で入力。この航空券の値段を自分で決められると言うのがこのサイトの最大の特徴だ。
ニューヨーク往復の金額として＄８００を入力し、いざ検索開始。１時間以内に返事のメールが来るので、それまで待つように画面に指示がでる。４５分後、メールが届いた。「あなたのご希望のフライトチケットは、希望の金額では見つかりませんでした。しかし、今後も私たちは探す努力を続けます」要するにギブアップだ、と言うわけでアメックスのサイトを使って航空券を購入した。
数日後、一通のメールがPriceline.comから届いた。「ご希望の金額でチケットが見つかりました。もし、希望するなら今すぐに下のアドレスにアクセスして下さい」との事。チケットはもう買ったし、今さら何を！と思ったので、そのままにしておきました。
すると、月末のクレジットカードの請求にはしっかりとPliceline.comからの請求が載っているではありませんか！「そんなの買った覚えはない！」と早速ブロークンな英語で文句を言いました。すると、「クレジットカード番号を入力するときに、私たちが提供するチケットを無条件で購入することに同意したはずです。ちゃんと書いてあります。それを読まなかったのならあなたの責任です。私たちの提供するチケットは全て払い戻し、変更など一切不可能だから安いのです」とスラスラと冷静に言われてしまいました。
しかし、＄８００のチケットを無駄にしたら家計は破産してしまいます。ここは、「はいそうですか」とは言えません。「そっちは一度ギブアップしただろう！確かに探し続けるとは書いてあったが、いつまでとは書いてなかった。そんないつ来るかどうかも分からないチケットをあてにできるか！先にギブアップしたのはそっちだ！」と散々言ったら、「キャンセルの場合は＄７５かかります（これは一般的な変更の際に必要な金額）が、よろしいですか？」＄８００と＄７５では大違いです。この辺りが落としどころでしょう。「キャンセルしてくれ」「ではキャンセルしますので、クレジット（払い戻し）を差し上げます。確認番号を差し上げますので控えて下さい」と意外にあっさりと払い戻ししてくれました。
と言うわけで、＄７５は払いましたが、何とかキャンセルに成功。「二度と使うもんか！」と思いながら、電話を切りました。その後、２日ほどでクレジットがカード会社に送られてきましたので一件落着。高い授業料でした。
やはり、最初にクレジットカード番号を入力するのはかなりリスキーです。しかし、サタディステイの場合では、乗り換えがあるものの＄２００程度でニューヨーク往復のチケットを提供するなど、Priceline.comは魅力あるサイトであることもまた確かです。格安航空券の入手には色々とコツがありますので、慣れない人はここに頼んでおけば、かなり安いチケットを簡単に手に入れられることも事実なのです。
皆さん、良くリスクを考えた上でPriceline.comを使って下さい。
ヒロ
Priceline.comではチケットを買えないと思った私は、他を色々と探してみました。今回の出張では、どうしてもニューヨーク行きＴＷ１４０便に乗らないといけないので、ＴＷＡで探したのですが、どれだけ探しても往復は＄１２８０かかってしまいます。その代わり、往復ともに直行便です。
そのうちに、ＴＷＡはセントルイスとニューヨーク間の直行チケットは一切ディスカウントチケットを提供していないことが分かってきました。多分ドル箱路線だからでしょう。
どうしても乗らなければいけないニューヨーク行きＴＷ１４０便の料金は払うしかなさそうです。しかし、帰りの便は何でも良かったので、帰りまでＴＷＡの直行便を使う必要はなさそうです。
そこで、ＴＷ１４０での片道の料金を調べたら＄６４０でした。往復のちょうど半分です。それでは、帰りの片道を安く提供している会社はないかと調べることにしました。帰りは直行便でなくても良いので、安いのが見つかるかもしれません。
探したら、ありました。ノースウェストです。デトロイト経由なら片道で＄１５８！片道としては感動の安さです。早々購入しました。結局、＄６４０＋＄１５８＝＄７９８で、当初の目標通りの金額でニューヨーク往復ができたのです。
もちろん、行きの便が直行でなくても良いのなら、＄２００以下で往復チケットを購入できることはすでに書きました。この金額は、夏休みは難しいようです。
色々調べて、賢い買い物をして下さい。
ヒロ